06 「あの夏を取り戻せ」の実行委員として活躍!酒井大翔さん

新型コロナウイルスの影響で戦後初めて中止となった高校野球2020年夏の甲子園大会を復活させることをめざし、大学生が中心となって行われた「あの夏を取り戻せ」プロジェクト。皆さんもニュースなどで目にしたかもしれません。そんな大規模プロジェクトに本学科の3年生酒井大翔さんが実行委員として参加しました。

「あの夏を取り戻せ」プロジェクトに参加しようと思ったキッカケを教えて下さい。

 高校時代は部活動(野球)に打ち込み、3年夏の岐阜県予選(独自大会)を勝ち上がり、コロナ禍がなければ甲子園でプレーするはずでした。残念な結果だったのですが、部活動を通してやり遂げる力や精神力を身につけることができました。大学進学のタイミングで、今後活躍するためにはこれらのスキルに加えて、英語力とビジネススキルが重要になると感じ、名古屋外国語大学のグローバルビジネス学科に入学しました。

 入学当時はコロナウイルスの影響で多くの活動が制限されていたので、終息したら何か大きなことに取り組んでみたいと漠然と考えていました。また周りのグローバルビジネス学科生も、留学や起業など興味のあることに向かって全力で取り組む人が多く、良い刺激をたくさん受けました。そんな中で、SNSでたまたま「あの夏を取り戻せ」プロジェクトを知って「これだ!」と感じ、「ぜひ手伝わせて下さい」と発起人に直接連絡したことがキッカケです。

グローバルビジネス学科 | 名古屋外国語大学 現代国際学部グローバルビジネス学科|グローバル共生の世界へ
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主催者に直接連絡するとは、とても積極的に行動されたのですね。プロジェクトの実行委員メンバーとしては、具体的にどういった活動をされていたのですか?

 参加高校のうち6校への連絡役と、約800人が参加する交流会の企画リーダーを主に担当しました。参加校への連絡は、選手名鑑を作成することが主な目的だったのですが、総勢137人の個人情報を集めることにすごく苦労しました。選手は社会人や学生、プロ野球選手など様々だったので、全員の協力を得るにはどうしたら良いのだろうと頭を悩ませました。

 交流会での企画リーダーとしては、参加者全員が満足できるイベントにしようと考えたのですが、具体的にどんな内容にすべきか悩み、企画が進まず難しさを感じました。交流会に参加するのは選手だけでなく、この取り組みの趣旨に賛同し、応援・援助して下さった企業の関係者やプロ野球選手もいたため、楽しむだけではなくご支援に対する感謝を伝える心配りも必要となり、苦労しました。

たくさんの苦労があったようですが、それらの苦労に対してどのように対応されたのですか?

 連絡役については、面識がない私から137人へ個別連絡するよりも、各校の中から熱意がある参加者をキーマンとして選び、彼らから選手に連絡してもらう方が情報をスムーズに集めることができることに気が付きました。この結果、選手名鑑を無事期日までに作成することができました。

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 また、交流会の企画で行き詰まった時はもう一度「目的」に立ち戻ることを意識して取り組みました。どうしても「何をやるのか」を考えがちなのですが、「なぜやるのか」という目的意識を明確に持つことの大切さをゼミでの活動を通して教員から学びました。専門知識だけではなく、社会人としての基本も学べることは、グローバルビジネス学科ならではだと思います。 

 他にも、選手の宿泊先でTV中継が行われることがわかったため、その際にホテル名を映すことを条件にホテルと宿泊費の交渉を行い、ホテル代を通常より安くすることに成功しました。

 

多くの苦労を乗り越え2023年11月29日〜12月1日の期間に「あの夏を取り戻せ」が開催されましたが、振り返ってみてどうでしたか?

 本当に頑張って良かったと感じる素晴らしい企画となりました。僕は選手としても出場したため、選手側、運営側どちらの側面も経験しました。選手としては、「これが甲子園か!」と凄く興奮しましたし、実際のプレーもリラックスして楽しみました。

 運営としては、とにかくバタバタでした(笑)。例えば、交流会では選手の到着時間が遅れる、来賓客のキャンセルが発生するなど、時間調整に四苦八苦しました。苦い思い出ですが、バックアップ案を用意しておく重要性を身に染みて学ぶことができました。

 他にも、交流会に参加してくださったピン芸人のかみじょうたけしさんが会場を一瞬にして大いに盛り上げていてプロの凄さを実感しましたし、フリーアナウンサーのヒロド歩美さんの顔の小ささにはびっくりしました(笑)。芸能人の方をお呼びしたことは僕のアイデアで、20名以上に1,000字程度のメッセージを作成して参加をお願いしました。メッセージの内容を一人ひとり考えての作成したため、もはや授業のレポートレベルで大変でしたが、盛り上がる会場の様子をみてやって良かったなと思いました。

とても貴重な経験をされ、多くのことを学んだと思います。その上で今後の展望を教えてください。

 今回の取り組みは発起人が大学生ということもあり、学生だけで取り組んだと思われるかもしれませんが、実はそんなことはなくて、多くの企業の方、社会人の方にご協力をいただきました。
当初大学生だけで取り組んでいる時は、選手やボランティアの方が勝手に辞退する等、不安定な運営状況が続いていました。その後ANAなどの協賛を得ることが出来たことにより、風向きが大きく変わり、大企業の社会的信頼度の高さを実感しました。他にもさまざまな企業に勤務する社会人の方がボランティアで手伝って下さり、たくさんのご協力を頂きました。これら社会人の方と共に活動していく中で、知識や人脈の大切さを学びました。本当に感謝していますし、自分も誰かを支えることができる人間になりたいと思うようになりました。

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今、この記事を見てくれている高校生の方へのメッセージをお願いします。

 「あの夏を取り戻せ」のプロジェクトは大学生だからこそ実現できたと思います。学生というだけで周りが助けてくれるので、皆さんもぜひ何事にも積極的に取り組んでほしいなと思います。

 僕は留学に行っているまわりの仲間に負けたくない!という思いで参加しましたが、頑張っている仲間がいなかったら実行委員に立候補する勇気が出なかったと思います。起業を目標にしている学生や、ふるさと沖縄の海を美しくすることを目標に留学している学生など、志を高く持っている仲間が多いグローバルビジネス学科の環境はすごく良かったと思います。

 他にも、交流会のリーダーとしてメンバーをまとめるときに学科の専門科目である組織行動論の授業内容が役立ちました。ビジネスの知識があると、社会に出たときに他の人より一歩先に行くことができるなと、実感しました。僕は今後も「やりきる力」を大切に、頑張っていきたいと思います。高校生の皆さんも頑張っていきましょう!

この記事を読んで、挑戦すること素晴らしさやグローバルビジネス学科の魅力が少しでも伝わればいいなと思います。酒井くん、ありがとうございました!