02 ビジネス学科ならではのゼミ活動を紹介!本多瑞希さん

First of all! 大学のゼミってなにするの? 

 皆さん一度は「ゼミ(ゼミナール)」という言葉を聞いたことがあると思います。ゼミは自分の興味のある分野を研究している教員のもと、10~20人という少人数で行われる、研究や調査活動を主体とした授業のことを指します。高校生まではゼミのような授業はなかったのではないでしょうか?

 今回は磯村ゼミに所属していた本学科OGの本多瑞季さんにグローバルビジネス学科のゼミ活動の様子をインタビューしました。本学科のゼミ活動について知りたい方は是非チェックしてみてくださいね。

Tips! グローバルビジネス学科のゼミ所属について

グローバルビジネス学科では、2年生から基礎ゼミナール、3・4年生で専門ゼミナールを履修します。基礎ゼミナールで所属ゼミを選択した後、専門ゼミナールでもう一度所属ゼミの選択が可能です。基礎ゼミナールは名の通り基礎を学び、専門ゼミナールで専門性を高めます。

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Q まず所属している磯村ゼミについて教えてください。

 基礎ゼミで磯村先生のゼミを希望した理由はとても鮮明に覚えていて、ゼミ紹介文を読んでいる時、磯村先生が大学教員になる前は海外駐在の経験もある社会人だったということを知り、当時は特に研究したい分野も定まっていなかったので、まずは磯村先生のゼミに所属して社会について学びたいと思ったことが理由です。

 活動内容としては、基礎ゼミでは1期に興味のある業界について調査しました。私は、友達と二人でアパレル業界について調べたのですが、当時は業界や会社の調べ方など何も分からなくて、先生の指導を受けながら業界研究の基礎を学びました。2期では、産業に関するテキストを輪読しました。今思うと、基礎ゼミでの学びは0→1へのステップアップだったと感じます。

 その後、専門ゼミに移行する際も磯村ゼミを選択しました。理由としては、基礎ゼミで学んだことをより深く追求したいと思ったから、あとは何より磯村先生の授業が楽しかったからです。専門ゼミでも様々なことを学びましたが、特に力を入れたのは、学外のビジネスプランコンテストに参加したことです。この経験は就職活動にも非常に役立ちました。

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Qでは、そのビジネスプランコンテストについて詳しく教えてください。

 私が参加したビジネスプランコンテストは、SGDs開発目標など社会問題の解決や地域活性化につながるビジネスを提案することが求められました。私はフードロスという社会問題を解決するため、ゼミメンバー3人でレストランと消費者を結ぶアプリのビジネスを考えました。

 テーマの発端となったのは、以前からカフェでアルバイトしている際に、閉店後まだ食べられるお菓子を大量に生ごみとして捨てていることに違和感を覚えたことです。どうにかしてこのもったいない仕組みを変えたいと思い、取り組みました。

 当初は、消費期限が近い食品や閉店後に売れ残った食品を割引価格で提供する案を考えましたが、この方法は既に他の会社(A社)が事業化していて、専用のアプリもあることを知りました。しかし、色々と調べていくとA社のアプリは、商品を注文してから準備や発送に時間がかかるという点が見えてきました。一方、私たちのチームが理想としていたのは、廃棄されてしまう食品を、スーパーを利用するように毎日の暮らしの中で、簡単に購入できるようにすることでした。そこで地域を限定し、事業者と連携したアプリ開発を目指すことにしました。

Qコンテストへの取り組みの中で特に印象に残っていることは何ですか?

 ゼミでの報告と並行して、2週間に1度くらいの頻度で、プロのコンサルタントに進捗を説明する機会があったのですが、この時にプランのダメ出しと次回までの改善案を提示されるんですね。この改善案をどう形にしていくのかを考えて修正しても、次の報告では更なる課題を課される。この繰り返しだったので、苦労しましたね(笑)当時は、メンバーと大学やカフェで遅くまで作業したり、時には他のゼミ生にも協力してもらったり、とにかく一生懸命に取り組みました。ですが、今思うとすごく成長できた有意義な時間だったと感じます。

 

Qビジネスプランコンテストでの成果や学んだことは後に就職活動にも非常に役立ったとのことですが、具体的にはどのような場面で役に立ったのですか?

 私は英語を使った仕事に興味があったので、3年次から海外とのビジネスが多い企業のインターンシップに参加しました。その際、英語とビジネスどちらの知識もあるという点はとても有利に働きました。

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 例えば「あなたが社員だったら○○という商品を△△万円売り上げるにはどうしますか」という内容のインターンシップ研修がとても多かったのですが、周りがどのように着手すれば良いか悩んでいるところを、私はビジネスプランコンテストで培った考え方のプロセスを生かして、迷うことなく研修に取り組めました。

 他にもゼミの時間に加え、プロのコンサルタントへも報告を行っていたので、知らず知らずのうちにプレゼンテーション能力が付き、インターンシップでの発表でも臆することなく堂々と話すことができるようになりました。

 4年次になって、就職活動本番の面接の際にも、ビジネスプランコンテストに挑戦し、その過程で頑張ったことは高く評価されました。就職を決めた今の会社もビジネスプランコンテストの活動に興味を持っていただけたことがきっかけでした。まさにグローバルビジネス学科で磯村ゼミに所属したからこそ得ることができた知識だと思うので、このような機会を与えてくださった先生には感謝しています。

ゼミ活動について詳しく教えて下さりありがとうございました。最後にこれから大学受験を控える高校生の皆さんにメッセージをお願いします。

 ビジネスを学んでおけば、将来どんな道に進んでも必ずヒントになるし、どこかで役に立つと私は思います。私自身ビジネスを学んだことで、社会人としてのスタートが早く切れそうだと感じています。今、この記事を見ているということは、少なからず英語に興味のある高校生がほとんどだと思うのですが、社会に出て活躍したいのであれば、英語プラス専門性を意識してほしいです。グローバルビジネス学科では、「グローバルな舞台で活躍できるビジネスパーソン」をテーマに社会経験のある教員をはじめ英語プラスαの知識が付けられる機会がたくさんあるので、おすすめできます!

 私は今、4年間の学びの集大成として卒業論文の執筆に取り組んでいます。皆さんも大学受験などに向けて頑張って下さい!

 

 

本多さん、改めてお話を聞かせて頂きありがとうございました。

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